お勧め小説 2022年3月9日
今日の大阪は晴れ。気温は3℃~15℃。
今週一杯は朝はまだ寒い日が続くのか。
今日のランチは以前たまに行っていた店にしようと出かけた。
会社から少し遠いのだが。行ってみたら、残念、閉まっていた。
マンボウの影響である。
仕方がない。北浜の地下に入り、うどん、そば屋へ。
食べたのは麵ではなく、かつ丼。
うーん、味はいいのだが、かつが薄目。私としては太目で柔らかいのが好みなのだが。
それと、単品とはいえ、みそ汁位付けろよな。
不満が残ったランチだった。
さて、今日は読書のお勧め。
「疑惑」 折原一
この本は5つの短編が含まれている。
偶然 疑惑 危険な乗客 交換殺人計画 津村泰造の優雅な生活
偶然
よくあるオレオレ詐欺の話である。このテーマは内容が大体は明解であるのだが、それでも面白い。偽物の息子が本物を出し抜き、さらに騙される方もちょっとややこしいなど、仕掛けが複雑で少し注意して読んでいないと、アレッとなる。最後がまた、、、。
疑惑
放火魔の話。普通は放火魔といえばそれなりの人間なのだが、ここではちょっと。
舞台は両親と子二人の何の変哲もないのだが、それぞれ問題というか不安を抱えており、お互いの心底に不安感が漂う。結局割を食うのは父親で。放火魔なんて勿論許さるものではないのだ。
危険な乗客
ムーンライトえちご、という新宿から新潟県の村上まで走る電車内での話。夜間に走る電車内でも色んな人間模様がある。その中で問題のある二人の女が同席するという設定。
個人的には話としては少し、、、。
ムーンライトえちごは新宿、新潟間でまだあるそうだ。新潟で乗り継げば村上まで従来通り行けるそうである。一度乗車してみたいもんだ。但し、うっとしい客と同席になるのは勘弁して。
交換殺人計画
会社経営で一財産築いた男がその妻に先立たれ、その再婚した女の連れ子、つまり義理の息子から財産目当てに命を狙われるという話。息子と父親の間に同一の愛人が介在するところが面白い。
津村泰造の優雅な生活
一人暮らしの老人の話。財産はそこそこある。ここでもこの老人を狙ってオレオレ詐欺にかかるが、ホームドクターという癖のある男に助けられる。なんとか金を奪われずに済んだものの、このホームドクターの営業マンに甘い汁を吸われる。かわいそうな老人とおもいきや、、、。
この本のお勧め度は〇です。(◎最高、〇まあまあ、△まあ、◆あまり)