男の秘密の手帳。小遣い、食、健康、娯楽他 22年4月26日
今日の大阪は雨予報だ。が、朝の出勤時にはなんとか降られずにセーフ。
昨夜は湿度が高くて不快感がたまらなかった。
これからこんな日がちょくちょく続くのか。
昨年、資格取得が一段落し、もういいかな、と思ったものの、小説なんかばかり読んでいるのも少しも身につかないしなあ、と思っている。
色々考えているのだが、何かまた挑戦しようかな、などと考えている今日この頃だ。
そうなるとお勧め小説もそう頻繁には紹介できないなあ、と思っている。
本日は、
これはもう説明は不要だろう。
文庫本で5巻という大作だけに、読むか読まないかの問題だ。
この本を挙げると多くの人が、「ああ、知っている。パンを盗んで牢屋に入った話だな」と言う。まあ、確かにそうなのだが、それはほんのさわりの部分で、実際はとんでもなく凝った内容なのだ。
恐らく一字一句きっちり抑えていけば、読了までに膨大な時間がかかると思う。
私も途中で少し飛ばしてしまった部分もある。
正直言って、一番面白いのは第1巻かもしれない。
ある司教の話から始まる。とても真面目で控えめで質素。思いやり溢れる人。司教の中の司教だ。教会に寄付が集まったからと言って自らは決して贅沢しない。むしろ全部恵まれない人たちに寄付をする。そこにジャンバルジャンが登場する。出獄しても誰からも相手にされない。皆から毛嫌いされ、仕方なく司教の所へ。
だが、司教の暖かいもてなしを受けたものの、それに対して裏切り行為をしてしまう。
当初は平気だったジャンバルジャンも少しづつだが良心が芽生える。
長い時間がかかるが自己の中で葛藤を繰り返すうちに今までの自分を捨てて善行に励むようになる。
そんな中でファンテーヌという女性に会うが、薄幸な彼女は死んでしまう。が、一人残された娘がいた。コゼット。ジャンバルジャンはそのコゼットを探し出し、自分の身元に引き寄せる。さらに話は転々とする。
この本をしっかり理解しようとしたら、フランス史、フランス革命、パリの町、その生い立ち、などなどを知らずしては無理なのではないだろうか。
だから、私は一応読了したものの、恐らく三分の一も理解していない。
以前、夏目漱石の「吾輩は猫である」を多くの中学生、否小学生が読んでいる、という話を聞いたが、それは猫が出てきて何か面白かった、というのと似ている。
漢詩の知識もないのにちゃんと読めるはずはない、と思うのだが。
確かに「レ・ミゼラブル」は読むほどにちょっとなあ、と個人的に感じる部分も多々ある。これは私が知識が足りなくて、否追いつけなくて、分かっていないからなのだが。
だからもう少し手短に、というならばこんなのがある。
これも十分面白い。これは上下2巻となっている。
それと、こんなのもある。
「レ・ミゼラブル 百六景」
これは物語の各シーンのイラストと文章が載せてある。
この絵を見ながら読んでいたらもっとイメージが湧いたであろうにと思う。
でも、後で見ても十分面白い。